メンターになるメリット

・指導する経験から、多くの気付きが得られる
・育成経験がこれからの重要なキャリアとなる
・チームプレイが取りやすくなる
・人間力、信用力、影響力が増大する
幹部や専門職としての必須のスキル身に付く
・指導力があるという証となる

・好かれるリーダーになれる
・周囲からの期待度、感謝度、信頼度が増大する
・社内外での評判、知名度、注目度、存在感が増大する 
・より広くより深い人脈が構築できるようになる
・良い仕事に参画できる可能性が高まる

メンターになるには

 メンターになるかどうかは、メンター役が業務上必要であれば、その機会は沢山あります。
 未経験者を、経験者として、指導・支援する役ですので、必要な業務に関し、ある程度の経験が求められます。しかし、最初から、すべての知識と経験が備わっている人は、限られているために、メンタリングを進める過程で、下準備をすることで、これを補っているのが、通常です。重要なのは、知識がある無しではなく、メンティの支援者として、良き話し相手として、気づきを与え続け、やる気を引き出せるかどうかにあります。メンタリングは、本来、自己流従来のやり方押し付けるのではないからです。全く経験のないメンティには、必要に応じて、従来のやり方をお手本(ロール・モデル)を示しますが、これを参考に、状況に適応した顧客が満足するものをメンティ自らが創造することを支援するのが、本来メンタリングです。この育成経験を通して、メンティから信頼を得られれば、効果の高いメンター実績を得られることになり、将来はリーダーへの道が開かれます。
 メンターの機会があったら、まず挑戦することで、自分も大きな気づきを得ることが出来ます。成果の高いメンター実績は、リーダーへの登竜門となるのです。また、メンター実績を高めることで、メンタリング・ネットワーク、役立つ人脈を構築し、成功している人もたくさんいます。
 自分を試す良い機会として、メンター経験を積極的に活用して下さい。多くの学び発見があることでしょう。

そもそもメンターとは

メンターとはどんな人?

 まず、メンターとして重要な点は、成功体験を実現するためのお手本をロールモデルとして、他に見せ、目標達成のイメージを明確にし、成功した時の楽しさ、やりがいを「語る」ことで、仕事のやる気を高めることです。自分の体験を教えるだけでなく、現状把握を通して、どのように対応するべきかを自分で考える支援をします。この点は、コーチと大きく違う点です。
 コーチは、相手の潜在的可能性を見出し、いかに育成することを視点に支援をする点は、同じですが、成功体験、専門知識、お手本(ロールモデル)を自分が示すことを必ずしも要求されないため、プロセス管理に重点をおく傾向があります。また、メンターは、メンティの中長期的なキャリア支援をすることで、やる気を高め、業務の達成を通して、人間的な成長も支援します。社内外で必要な人脈を構築し、それらの人を必要に応じて、引き会わせたりします。メンティの支援者としての尊敬信頼を勝ち得る必要があります。
 また、メンターの活躍する分野は、とにかく広いものがあります。困っている人に対しては、対価とは関係なく、支援の手を差し出す人です。支援が生きがいの人でもあります。ベンチャーの起業に大きな支援の手を差し延べたスタンフォード大学工学部の教授は、メンターと呼ばれ、シリコンバレーの発展に大きく貢献しました。ダイバーシティ(多様性)の高い社会では、メンターの存在が社会への同化には不可欠であり、女性や少数民族の人達が、社会に溶け込み、リーダーとして活躍するには、メンターの支援が大変重要な役割を果たします。企業の中では、社員の育成から始まり、重要取引先・顧客の支援をするのも、今では、メンターの役割です。会社の継続的な発展を実現するために、メンターは、重要な役割を担っているのです。
 日本では、新入社員の早期立ち上げがよく知られていますが、その他、次世代人材の育成プロフェッショナル人材の育成、更には、女性リーダー、海外の人材への支援も、メンターの重要な役割になります。

メンタリングとは

Q.What’s mentoring(メンタリング)!?
※コトバング(用語解説サイト)より抜粋
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「メンタリング」(mentoring)とは人材育成の手法の一つで、「メンター」(mentor)と呼ばれる経験豊かな年長者が、組織内の若年者や未熟練者と定期的・継続的に交流し、対話や助言によって本人の自発的な成長を支援することをいいます。メンターは「師匠、信頼のおける助言者」の意味。古代ギリシアの叙事詩『オデュセイア』に登場する老賢者メントールの名が語源です。またメンターの対の言葉として、メンターから指導・支援を受ける人材を「メンティー」(mentee)と呼びます。
(2010/11/22掲載)

Q.メンタリングとは実際に何をすることか。

※月刊リーダーシップ(サイト)より一部抜粋

◆ 支援行動の中身を具体化しておこう

 メンタリングとは,人材のキャリア発達を支援する働きかけを指します。それにしても“支援”とは実に幅広い意味を持つ言葉です。そのことが,メンタリングをわかりにくいものにしているような気もします。
 「彼(彼女)の面倒を見てやればいいんだよ」と言われても,“にわかメンター”にしてみれば,実際に何をしてよいかわからず困ってしまいます。「支援する」とか「面倒を見る」ということの中身を具体化しておく必要があるでしょう。
 その主なところをまとめてみたのが下の図表です。「後輩の面倒を見る」というときに,たいていの人がふつうに実践している事柄ばかりです。
 違和感があるとしたら,⑥の「スポンサーになる」くらいでしょう。メンタリングでいうスポンサー(スポンサーシップ)とは,昇進・昇格にかかわることで口をきいたり,重要ポストに推薦したりすることで,欧米型のメンタリングではかなり重視される支援行動なのです

◆ “人間的成長”を支援することもメンターの役割

 こうして支援行動の中身を概観してみると,メンタリングとは,かなり濃密な人間関係のなかで展開されていくものだと気づくでしょう。すると「いったい,どこまで面倒を見てあげればいいのか?」といった疑問が出てきます。たとえば,メンティの私的な悩みごとにつき合ってばかりいては,メンタリング本来のねらい(キャリア発達の支援)がぶれてしまいます。
 ところが現実問題として,公私の区別などそんなにきっちりできるものではありません。たとえば,“家庭の事情”が“仕事”に影響することはよくあります。そもそもキャリアは,メンティという一人の人間が形成していくものですから,そこに個人的な事情が織り込まれていくのは当然のことなのです。私生活の問題に対処し,個人的な悩みを乗り越えることで人間的に成長し、そのことがキャリア発達にもつながるのです。また逆に、キャリア発達の途上で遭遇する仕事上の難関をクリアするごとに、人間としても成長していくという面もあります。

 つまり、「キャリア発達」と「人間的成長」は常に絡み合っていく、不可分の関係にあるといえるのです。
その意味で、メンティの「キャリア発達」も支援するし「人間的成長」も支援する、それがメンターの役割なのだという考え方が妥当でしょう。

メンタリングにおける支援内容